Fitness Hacker

間違った情報に振り回されず、最短で理想の肉体を手に入れる方法を伝授します。

体脂肪計で分かる体脂肪率は極めて不正確

現在家電量販店に行くととても多くの体脂肪計、体組成計が売られています。

最近は健康志向が強くなってきているため、自宅にあるという人も多いのではないでしょうか?

しかし残念ながら体脂肪計で知ることができる体脂肪率は不正確です。

f:id:mr-flag:20161031164530j:plain

体脂肪計のメカニズム(インピーダンス法)

脂肪は電気が流れにくく、水分は電気が流れやすいという性質があります。

インピーダンス法はこの性質を利用しています。

身体に微弱な電流を流し、そのときの抵抗量から脂肪の量とそれ以外の徐脂肪量を推定するのです。

つまり脂肪が多いと電気抵抗が強くなり、体脂肪率が高く算出されます。

インピーダンス法の問題点

一見理に適っているようにみえるインピーダンス法ですが、実は問題があります。

電流は抵抗が少ない場所を流れる性質があるので、脂肪が多ければそれを避けて流れてしまいます。

これでは電気抵抗を正確に測ることができません。

そもそも体脂肪計は推定値を基に推定値を算出している

実は体脂肪計は実際の測定値だけで体脂肪率を割り出しているわけではありません。

まず身長・性別・年齢と水中体重測定法という方法で体脂肪率のデータを集めます。

水中体重測定法は脂肪が水より比重が軽く、浮くという性質を利用して体脂肪率を測定する方法です。ちなみにこの方法でも最大で6%の誤差が生じるとされています。

そしてこの水中体重測定法で得られた結果とインピーダンス法の結果を照らし合わせて推定値を算出するのです。

つまり推定値を基に推定値を算出しているのです。

これでは誤差が大きくなって当然です。

誤差と誤差が重なった結果、現在の体脂肪計で測定される体脂肪率は最大で約8%の誤差が生じるそうです。

体脂肪率10%と18%じゃ全然違います。

体脂肪計の測定結果を真に受けると過大評価してしまったり、過小評価してしまうことになりかねません。

体脂肪計は脂肪の減少を過小評価する

これは単純な理由です。

電流は脂肪を避けて通るので、体脂肪が落ちてもそれをしっかりと検出することができません。

体脂肪計は体重が落ちただけで体脂肪減と判断しやすい

上記で述べた通り、体脂肪計は体脂肪の増減を正確に測ることができません。

実際に体脂肪が減少していなくても体重が減っただけで体脂肪率が減少したと判断することがあります。

これはよくみられる現象です。

なぜこのようなことが起こるのかというと、体脂肪計は体重というデータも参考にしているからです。

常識的に考えて体脂肪の増減にはそれなりの期間が必要です。

1日や2日程度で大きく変わることはありません。

それなのに何も知らない人はトレーニング前後の体脂肪率の変化をみて一喜一憂しています。

体脂肪計は参考値としても使えない

よく「体脂肪計は誤差があるけど参考値として変化をみていけば使える」という話を聞きますがこれも注意です。

毎回同程度の誤差が出るのであれば参考になるのですが、実際はそうではありません。誤差の程度もバラつきが出てしまうのが現状です。

電流を流すという特性上、どうしても体内の脂肪量と水分量の変化によって測定値に影響が出やすくなります。

そのため毎回誤差の程度も変わってくる可能性が高いのです。

まとめ

どうでしょうか?

体脂肪計で測定される体脂肪率はこんなにも精度が低かったのです。

なぜこんなに体脂肪計のことを目の敵にして叩くのかというと理由があります。

それは初心者の人が勘違いして、自分の現状を過大評価したり過小評価してしまうからです。

勘違いしてしまうと、自分のトレーニングや栄養管理などが上手く進んでいるかどうかが分からなくなってしまい、失敗に繋がります。

「あれ?体脂肪計を信じてやってきたのに気が付いたらブヨブヨだ」というように。

簡単ではないとは思いますが各メーカーには何とかもっと精度の高いものを作り上げて欲しいところです。

 

現状では中々正確かつ手軽に体脂肪率を測定する方法はないと思います。

そのため不確かな測定値に惑わされるよりは、他のデータや見た目の変化などを大切にした方がよっぽどためになると思います。

ウエストが細くなったとか、血管が浮いてきたとか、腹筋の溝が見えてきたとか。

 

あなたの周りにも体脂肪計を過信して勘違いしている人が沢山いるはずです。そういう人がいたら教えてあげてください。