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本気の人におすすめの本NSCA「ストレングストレーニング&コンディショニング」

トレーニングについて真剣に学びたい人、トレーナーになりたい人、現役アスリートにおすすめの書籍を紹介します。

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分かりやすい納得しやすい≠正しい情報

トレーニングの本を購入する際に注意して欲しい点があります。

それは本に書いてある情報が正しいとは限らないということです。

特に初心者の場合、読みやすく分かりやすい本を選んでしまいがちです。しかしそういった本は大概説明が不十分であったり、科学的根拠のない都市伝説レベルの情報満載の本が多かったりします。

私自身、初心者時代はそういった分かりやすい本を読み漁り、「よし!どんどん知識も増えてこれでレベルアップできる!」と調子に乗っていた時代がありました。しかし今思えばそれは幻想でした。

現在、当時読んでいた本を読み返すと、間違いだらけだしエビデンスの無い情報ばっかりです。こんなニセモノの情報を鵜呑みにして遠回りをしていた自分が恥ずかしくなります。

分かりやすさや納得しやすさは真実を捻じ曲げているから作り出せるのです。

実際はトレーニングを科学的にみると中々はっきりと白黒付けて説明できるものはありません。時と場合によることがほとんどだからです。だからこそ世間に出回る情報に矛盾が生じるのです。

正しい知識を付けたければエビデンスを大切に

医学の世界では根拠に基づく医療(EBM:evidence-based medicine)が基本とされています。

トレーニングの世界も同様です。まともなトレーナーであれば経験だけでなくエビデンスもしっかりと考慮します。※なんちゃってトレーナーはエビデンスという言葉すら知りません。

もちろんエビデンスが全てではありません。何でもかんでも正確に研究や比較ができる訳ではありません。そのためどうしても立証が難しいことなどもあるでしょう。

また、エビデンスがあるからと言ってそれが正しいとも限りません。研究論文を読んでみると明らかに設定に問題のあるものや、解釈が間違っているようなものもあります。場合によっては特定の企業の都合の良いように書かれた論文さえ存在します。

つまり本当に正しい情報を手に入れるには、少なくともエビデンスが存在するか確認し、更にそのエビデンスが正しいか吟味する必要があります。

でもそんな作業はこれから勉強する人やトレーニー、アスリートにとっては相当な労力になります。

今回はそんなときにおすすめの書籍を紹介します。

NSCA「ストレングストレーニング&コンディショニング」

NSCAとは

National Strength and Conditioning Association (NSCA)は、ストレングストレーニングとコンディショニングに関する国際的な教育団体として1978年に設立されました。設立時の会員はわずか76名でしたが、現在では世界52ヵ国に約33,000人の会員が所属しています。NSCAはこの膨大な会員のネットワークをもとに、ストレングストレーニングとコンディショニングの実践と研究から得られた最先端の情報を、論文集、ジャーナル、ウェブサイト等を通じて世界中に配信し続けています。NSCAは他の多くのスポーツ関連団体と異なり、スポーツ科学、各スポーツ競技、医療分野、フィットネス分野などの様々な専門家グループと共に、スポーツパフォーマンスとフィットネスの向上を目的とした、適切なストレングストレーニングとコンディショニングの活用という共通のゴールを目指して活動しています。 NSCAの使命の中心は、科学者とスポーツ現場の指導者との橋渡しです。ストレングストレーニングとコンディショニングの分野に関する新しい研究の実用化を目指すことで、トレーニング指導の専門的職業としての発展を促進しています。

 参照:http://www.nsca-japan.or.jp/01_intro/nsca.html

というように科学者とスポーツ現場の指導者との橋渡しを使命としています。

NSCAには認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト(CSCS:Certified Strength & Conditioning Specialist)とNSCA認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT:NSCA Certified Personal Trainer)という2つの認定資格があります。

トレーナーの資格としてはハイレベルなものとなっており、世界の最前線で活躍しているトレーナー・ストレングスコーチは保有している場合が多いです。

ちなみにCSCSは世界では約25,000名(日本では約1,500名)、CPTは世界では約9,500名(日本では約3,000名)が取得しています。真剣にトレーナーやストレングスコーチを目指している人はまずこの資格の取得を目指すことをおすすめします。

 

さて結局何が言いたいかというと、NSCAはトレーニングの世界ではトップクラスで信頼できる団体であるということです。

そしてこの団体が出版しているのがこちらです。

この本は700ページ程の大ボリュームで辞書のような厚さがあります。内容も盛りだくさんで、生理学や栄養学、バイオメカニクスといった基礎から、コンディショニングやトレーニングプログラムの組み方、実際のトレーニング方法まで網羅されています。

少なくともこの本に書かれていることは科学的根拠がある情報であるといえるでしょう。

欠点としては慣れないとちょっと難しくて読みづらいかもしれないということが挙げられます。

トレーニング経験が豊富で、正しいかどうか分からないけど知識は沢山あるという方はコチラを読めば知識が整理できるかと思います。私も読んだ時に「なるほど、アレはこういうことだったのか」ということの連続で、読破したときはかなりスッキリ頭の中が整理されました。

ちなみにこの本はその辺の本屋ではまず売っていません。私は昔東京の大きい本屋まで行って買いました。今ならネットで購入できるので便利です。中々見つからない上に買ったら買ったで大きいし重いのでネットで買った方が絶対楽です。

はっきりいって分かりやすいけど情報の正確性が怪しい本を何冊も読むよりもこの本をしっかり読みこんだ方が絶対良いと思います。

ただし全然知識が無い場合は気合を入れて読まないと読破できませんのでご注意下さい。私はまだ知識が浅い頃に購入して(第2版)読み切るのに数か月掛かりました。その後も何度も何度も読み返しています。

思い返すとこの本を読むことで今の知識の土台ができたんだなあと思います。

もちろんこれを読めばトレーニングの全てが分かるわけではありません。本を読破してNSCAの資格を取ってもトレーナーとしてはやっとスタート地点に立っただけです。勉強はそれからも続いていくものです。これはきっとどんな職業でも同じことが言えるはずです。

最後になりますがトレーニングを本気で学びたいという人には本当におすすめの1冊なので興味のある方はチェックしてみて下さい。

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